2007年3月3日土曜日

東京都知事選・・・

 民主党の迷走ぶりが浮き彫りになってしまっている感のある今度の東京都知事選挙(統一地方選挙の一つ)。


 告示日(3月22日)まで残り3週間を切っている中、一度は出馬を渋っていた前宮城県知事の浅野史郎氏が、市民の後押しを受ける形で、出馬に向けて前向きに考え出したと報じられているようですね。




 今日のお昼に「産経イザ!」に掲載された『浅野氏出馬への展開「理想的」 民主・菅代表代行』という記事にもあるように、出馬の段階から市民が参加しているこの浅野氏のケースは理想的と、民主党の菅直人代表が評しているのと同時に、浅野氏自身が形式的意味での政党の推薦等は求めないだろう、とも話しているそうです。





 その浅野氏に対する市民たちの後押しは熱烈なもののようで、同じく「産経イザ!」に一昨日(3月1日)付けで掲載された『【勿忘草】浅野前宮城県知事への甘~いプレゼント』という記事によると、市民グループからの一足遅れのバレンタインの贈り物としてなんと200個ものチョコレートを受け取ったとのこと。


 これも浅野氏に対する後押しの一つのカタチといえるわけですが、それにしてもまあ何とも甘い後押しだこと・・・





 地方在住者なのでただ眺めるしかないところですが、民主党の迷走ぶり等も併せ、告知日が楽しみになってきましたネ。

2007年2月28日水曜日

「中国→アメリカ→日本」と株式市場の”足の引っ張り合い”、でも・・・

 各種報道でもさんざん伝えてきているところですが、中国から始まった株式市場の突然の下落はアメリカのニューヨークに波及し、そして日本の市場にも波風が立った形となりました。



 一般に日本の株式市場はその前まで開かれているニューヨーク株式市場(NYSE)の動きに吊られる傾向にあるみたいなのですが、それを今日のマーケットでは如実に示しましたね。





 一時前日比700円以上安となった今日の東京株式市場の日経平均株価は結局前日比515円80銭安の17,604円12銭で取引を終え、東証1部上場銘柄で見た場合、その殆どが値を下げていました。



 だが、先ほど(28日23時頃)「NIKKEI NET」に掲載された「経団連会長、世界の株価下落「短期的なもの」」という記事によると、日経連の御手洗会長が、世界経済のファンダメンタルズは悪くなく、この下落は短期的な物だ、と楽観気味な見解を示していました。



 相変わらず中東諸国が不安定な状態にありながらも、今のところ経済面での悲観的な話を耳にしていないので、ある程度日経連の見解は理解の出来るところですが・・・





 で、先ほど東証1部上場銘柄の殆どが値を下げた、と話しましたが、音を上げた銘柄も33あり、その中には日ハムや武富士など、昨日まで正直さえない印象だった銘柄が今日になって音を上げているみたいで、ネットを通じて入ってきているデイトレ実践者からの情報では、つい最近新規上場した銘柄の一部でなんとストップ高となったものもあった模様・・・



 こんな足場の悪い中でも、伸びるものがあるんですね~





 とはいえ、市場全体では「寒い」1日となったことは間違いないみたいですね。

2007年2月23日金曜日

盛り上がる株式市場・・・鉄鋼業界の盛り上がるワケ?

 昨日(22日)、東京株式市場の日経平均株価がおよそ6年9ヶ月ぶりに18,000円台を回復したことは、各種メディアで大々的に報じられていましたので、皆さんよくご存じのことかと思います。



 そして今日(23日)も、「NIKKEI NET」に掲載された「東証大引け・続伸――後場に先物主導で上げ幅拡大・2部5日続伸」という記事によりますと、初めのうちは大台を回復したということでとりあえず利益は確保しておこうとする動きが目立っていたものの、午後の取引(後場)では、半導体関連株が堅調に推移していたこと等もあって、株価指数先物への大量の買いが断続的に入り、結局は前日と比べて79円63銭高い18,188円42銭で今日の取引を終えました。



 そして記事では、鉄鋼関連の新日鐵とJFEが連日の高値を付けたほか、証券関連の野村と大和等も値を上げた一方で、銀行関連や自動車関連で値を下げた模様。




 それにしても鉄鋼関連が今年に入って活況を呈しているんですね。



 やはりここのところ消費意欲の高まりが顕著な中国の存在がカギなのか・・・なんて思っていたら、今年1月20日に朝日新聞Web「asahi.com」に掲載された以下の記事。


 『製鉄、30年ぶり活況 中国特需で増産続く


 鉄鋼業界が約30年ぶりの活況に沸いている。日本鉄鋼連盟が19日発表した06年の国内粗鋼生産量(速報値)は前年比3.3%増の1億1622万トンで、高度経済成長直後の73、74年に次ぐ史上3位の高水準。かつて鋼材需要の柱だった公共工事は減ったものの、中国などに向けた輸出が好調な自動車や産業機械用の鋼板と、景気回復によるビル建設ラッシュが増産を支える。

・・・・・《中略》・・・・・

 鉄鋼連盟によると、普通鋼鋼材の用途別受注量では、長らく増加が続いている自動車だけでなく産業機械が05年まで4年連続、造船が3年連続で増加。06年1~9月分も自動車が前年同期比4%増、造船が同6%増、産業機械が同12%増など軒並み増えている。建設分野も公共工事は減っているが、マンションやビルなどの民需が好調で前年同期を上回った。「公共土木工事を除く内需・外需の全分野が絶好調」(大手首脳)の状態だ。
 国内粗鋼生産量は73年に過去最多の1億1932万トンを記録したが、それを境に鉄鋼需要は頭打ちに。鉄鋼各社は高炉休止や生産調整を進め、公共工事削減も重なって98年には9354万トンまで減った。だが、中国など東アジアの急激な経済成長に引っ張られ、自動車や造船、産機、電機など、外需に支えられる幅広い分野で鋼材需要が高まった。
 00年度を100とした鉄鋼価格指数は、05年度は137まで上昇。新日本製鉄やJFEなど国内大手は、05年度に最高益を更新した投資余力を生かし、06~08年度には前の3年間より3~5割多い設備投資を計画する。

・・・・・《以下略》・・・・・



中国だけでなく内需関連でも大都市を中心にした高層建築物建設ラッシュなどもあって、様々な鋼材の元となる粗鋼生産量が高度経済成長直後以来の高水準に達しているということですな。



 なるほど、株式市場でも鉄鋼関連が盛り上がるはずだ・・・



 これで少しずつ日本が盛り上がればいいのだが・・・ただ大手と中小の格差が益々広がることだけは避けなければならないのは言うまでもないことなので、今後の社会動向を見守りたいですね。

2007年2月15日木曜日

”バレンタインデーは憂鬱”・・・情緒さ等につけ込んだビジネスの数々に苦言

 前回、バレンタインデーに反発するデモ行進の話題を書きましたが、その後、「NIKKEI NET」にこのバレンタインデーに纏わる面白い記事を見つけました。






 一昨日(13日)付けで掲載された「人造祭「バレンタインデー」に思う商の無情」というコラム記事がそれ。この記事を書いた中国山東省出身の記者は、毎年バレンタインデーが近づくたびに憂鬱になる、と話しています。




 彼自身が女にモテないから・・・そんな単純なことではないようです(モテないのは私も同じ!)。





 実は彼自身は甘いもの嫌いなのですが、いわゆる”義理チョコ”をある程度貰うそうで、貰った後の処理方で困惑している様子を綴っているだけでなく、世の女性達が、本当に好きな相手に手渡す”本命チョコ”とは別に、会社の上司など、何らかの形で因縁を持つ人たちに対して”義理チョコ”を配り回る、その際の女性達の気持ちを考えると憂鬱になることも綴り、このバレンタインデーでいいことがあるのはチョコを製造している菓子メーカーだけだ、と断じています。



 そして、バレンタインデーに限らず、人の情緒や童心につけ込んだビジネスが増えていることに対し、強い不快感をあらわにしている記者自身の姿がそこにありました。






 それにしても、”バレンタインにチョコレート”って、やっぱりお菓子屋の戦略だったんですね(ウィキペディア解説「バレンタインデー」の中でもハッキリ書かれています)。こうなると、バレンタインデーにはチョコではなく、メッセージカードや花を贈ることが菓子メーカーへの抵抗となり得るかも・・・



 私自身の勝手なる思いです。

2007年2月14日水曜日

反「バレンタインデー」デモ行進!?

 今日2月14日は皆さんご存じのバレンタインデー。



 ウィキペディア解説「バレンタインデー」によると、269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ヴァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来するといわれています。



 日本では必ずと言っていいほどチョコレートが登場するわけですが(いや、殆どがチョコレートかな)、これほど「チョコ一色」に染まるのは日本独特のもので、ヨーロッパではチョコの他、花やメッセージカード等もプレゼントとして使われているそうな。そして日本では殆ど「女性→男性」の一方通行であるのに対し、ヨーロッパでは、一応恋人に対して贈る習慣にはなっているものの、必ずしも「女性→男性」とは限定されておらず、更に台湾では逆に男性から贈るケースが多いのだとか。






 ところで、日本のバレンタイン習慣に衝撃を与えるような出来事が先頃起こりました。



 昨日(13日)付けで『J-CAST NEWS』に掲載された「悪しき習慣「義理チョコ」 「バレンタイン」もうやめろ」という記事によるとこの間の3連休の中日にあたる2月11日、都内にてなんとこのバレンタインに反旗を翻すような”バレンタイン粉砕”を掲げたデモ行進が行われたそうな。



 そしてこのデモ行進を主催した革命的非モテ同盟は、歴史的な成功を収めたと、自らのHP(「はてな」サイト内)にて発表したのだそうです。





 記事によると、彼らがばらまいていたビラには、



 バレンタインに向け情勢が緊迫化する中、反動的カップル集団は非モテ・喪男(編注:モテない男)・童貞のフラレタリア階級に対しさらなる弾圧を深めている。

・・・・・・

 義理チョコに対する三倍返しといった明らかな収奪と言える行為を強要する連中に徹底的に思い知らせなければならない。そう、我々はバレンタインを拒否すると非妥協的に闘わねばならない。



と書かれていたのだそうです(記事掲載分の一部のみ抜粋)。





 私は「非モテ・喪男・童貞」の何れにも該当する孤独の身なので、バレンタインとは所詮縁の無い出来事と思っているのですが、といってこんな形でデモを起こすなんて・・・



 妬みだろうか・・・賛成も反対もしない、それが私の心境ですね。

2007年2月12日月曜日

強硬路線の一方で”瀕死の重傷”の北朝鮮・・・

 北朝鮮の核開発問題を話し合うための6カ国協議(中国を議長国として北朝鮮、韓国、日本、アメリカ、ロシアの計6カ国で話し合うというもの)がまたもや行き詰まっているようで・・・




 昨日(11日)付けで「イザ!」に掲載された『米誤算「法外な要求」北譲らず膠着状態』にもありますように、またも北朝鮮から突きつけられた無茶な要求に対して他の5カ国が辟易してしまっているようで、ロシアが「本国に報告して検討してもらわねばならない」と音を上げるなど、仕切り直しを求める声が挙がっているそうですね。






 そんな強気な北朝鮮の姿勢とは裏腹に、北朝鮮の国内はというと・・・




 「北朝鮮崩壊間近か?」《『かきなぐりプレス』》、「北朝鮮:ヤマタク訪朝と国家の疲弊」《『短く斬れ』》の各記事にもありますように、国のあちこちで綻びが出始めている有様・・・






 そんな中、一部の放送局が、命辛々取材してきたとされる北朝鮮の極秘スクープ映像を入手し、これを放映するという動きも見られ、私も含めた一般の視聴者の興味をそそらせるものがあるところですが、この動きに対しては、『◆北朝鮮の真実◆』《『万梁の桜』》という記事にもあるように、実は北朝鮮上層部が、遠回しながら、海外からの関心を呼ばせて援助を引き出そうとする”腹黒い”目論見も見え隠れしていると指摘する向きも存在します。






 とはいえ、北朝鮮国内が、一般民衆はもとより軍人や、果ては支配政党である朝鮮労働党幹部までもが脱北していくという、まさに”瀕死の重傷”の状態にあるのは事実。



 もはや北朝鮮に残されたのは、体制の根本的な刷新か、残念だが国家自体の崩壊か・・・この何れかしか無いように思えてなりません。



 勿論、何れの場合にしても一般の国民には迷惑をかけない形で行う必要がありますが・・・

急いで「(憲法改正手続きを定めた)国民投票法案」を成立させたがっている自民党・・・

 自民党って、昔から「自主憲法の制定」を最大のスローガンとしていたような・・・



 昨日(11日)付けで「NIKKEI NET」に掲載された『国民投票法案、与党単独採決も・自民の国対委員長』という記事によると、自民党の二階俊博国対委員長が11日のNHKの番組(朝放送の「日曜討論」のことか)に出演、憲法改正手続きの具体的内容を定める国民投票法案について、今年は憲法施行60年という意義ある年。何としても5月3日の憲法記念日までに成立させる。もし空転してしまいそうならば与党単独採決も辞さない、と強調したとのこと。



 ま、これは自民党としては当然の動きと言うことが出来そうですね。





 でも、最近の自民党を見ていると、一昔みたいに「自主憲法制定」に必ずしも党組織一致団結して行動しているとはどうも言いがたい状況のようで・・・



 『Independence JAPAN』というブログサイトの一記事「憲法改正は自民党の党是ではなかったか?」によれば、一部の自民党幹部が、今夏の参議院選挙を気にしてか、憲法改正を争点とするのはやめたほうがいいとの考えを示していたとのことで、これでは社民党と共産党とさして変わりない・・・とこのブログの管理人は嘆いています。






 私自身も、今の自民党は迷走しているな、と思ってしまうことが多々あります。



 この憲法改正問題もさることながら、一時期世間を騒がせたあの”郵政造反組の復党問題”はまさに自民党の迷走ぶりを如実に示したものと言えるでしょう。



 小泉政権の時分に”郵政民営化反対”を主張した党所属国会議員を事実上”追放”しておいて、後を引き継いだ安倍政権に於いて、参院選に不利になるから、とその”追放”された議員たちを順次復党させる・・・




 ちょっとこれは傍目にも見苦しい限りですね。




 ちなみに私自身は基本的にどの党も支持していませんが・・・